遺産分割協議書の見本1

 

埼玉県行政書士会所属

行政書士渡辺事務所

行政書士・渡邉文雄

 

似顔絵

           遺産分割協議書

 

 被相続人         川野太郎(死亡年月日 令和○○年○○月○○日)

 最後の住所        ○○県○○市○○123番地

 最後の本籍           ○○県○○市○○123番地

 

 被相続人川野太郎の相続財産について、被相続人の妻・川野花子、被相続人の長男・川野一男、被相続人の次男・川野次郎の相続人全員により、遺産分割の協議を行い、本日、以下のとおり合意した。

 

1.   川野花子は次の遺産を取得する。

 

  (1) 土地

   所在    〇〇市〇〇町〇〇丁目

   地番    〇〇番〇〇 

   地目    宅地

   地積    〇〇〇.〇〇平方メートル

  (2) 建物

   所在    〇〇市〇〇町〇〇丁目〇〇番地〇〇 

   家屋番号  〇〇番〇〇 

   種類    居宅  

   構造    木造瓦葺二階建

   床面積   一階 〇〇.〇〇平方メートル

         二階 〇〇.〇〇平方メートル

 (3)被相続人名義の○○銀行 ○○支店に所有する預貯金の全て。

 

2.   川野一男は次の遺産を取得する。  

 

    被相続人名義の○○銀行 ○○支店に所有する預貯金の全て。

 

3.   川野次郎は次の財産を取得する。

 

 被相続人名義の○○銀行 ○○支店に所有する預貯金の全て。  

 

4.   本協議書に記載されていない相続財産(負債を含む)及び本協議書作成後に判明した相続財産(負債を含む)は、相続人川野花子がすべて取得する。

 

 

 上記協議の成立を証するため、本書を3通作成し、相続人全員が署名捺印のうえ、各自1通ずつ所持する。

 

 令和 〇〇年 〇〇月 〇〇日

 

  住所

  氏名  〇〇〇〇 (署名)   実印  

 

  住所

  氏名  〇〇〇〇 (署名)   実印  

 

  住所

  氏名  〇〇〇〇 (署名)   実印


遺産分割協議書が複数ページになる場合の契印

   遺産分割協議書が複数ページになる場合は、長辺をホッチキスまたは糊で綴じ、見開き状態で中心線上に、ページが重なるように全相続人が実印で「契印」を押印します。契印は、ページ間をつなぐための印です。

遺産分割協議書を複数部作製する場合の割印

  割印は、遺産分割協議書を2通以上作る場合に、それぞれが同一のものであることを証明するため、遺産分割協議書の上部(又は横)の余白に押印します。

  割印押印の方法は、遺産分割協議書を上下(又は左右)に少しずらして重ね、印鑑が両方にまたがる形で押印します。また、3通以上作る場合は、全ての遺産分割協議書がつながるように、2通ずつ、押印します。

  割印は、遺産分割協議書に署名・押印した相続人全員が、署名欄に押印したものと同じ印章で押印する必要があります。

 

  なお、割印はなくても遺産分割協議書の法的効力には影響しません。